2019年1月31日木曜日

【マイファミ食育だより】2019年2月号

みなさん、こんにちは。

先日新年を迎えたと思っていたら、いつの間にかもう2月ですね。

風邪やインフルエンザが全国でたいへん流行しています。

手洗いやうがいをしっかり行い、人混みに出る際にはマスクをするなど日々の予防を心がけましょう。

さて、2月の行事食は 恵方巻 です。



恵方巻は節分に恵方(その年の福徳をつかさどる神様がいる方角)を向いて切り分けずに無言で一気に食べると縁起が良いとされる巻きずしで、丸かぶり寿司と呼ばれることもあります。

七福神にちなんで縁起を担ぎ、かんぴょう、きゅうり、しいたけ、だし巻、うなぎ、でんぶなどの7種の具を入れて巻きます。

※ちなみに、2019年2月3日の節分の恵方は東北東です。

恵方巻がはじまった由来は諸説あり、どれも定かではありませんが大正時代に関西で発祥した説が有力のようです。

家庭でよく見かけるようになったのは、1990年代から2000年代にかけてスーパーやコンビニで大きく宣伝されるようになり全国へ広まっていきました。

近年では、売れ残りが大量に捨てられる食品ロス問題の象徴ともなっており、日本の食の伝統が残念な状況になっています。

食をいただく、ということは、生命あるものをいただくのだ、という本来の意味に立ち返り、日々の食事をより豊かにしたいものです。

院内では恵方巻のレシピをご紹介しております。

来院された際には一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島千佳

2019年1月1日火曜日

【マイファミ食育だより】2019年1月号

新年あけましておめでとうございます。

新たな1年が始まりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、1月の行事食は 雑煮 です。

雑煮とは一年の無事と新年の豊作、家内安全を祈り正月に食べる伝統的な日本料理です。

古くは直会(なおらい)といって、神さまにお供えしたものを皆で分け合っていただく神聖な食事という意味の名前で呼ばれていました。

関東は切り餅、関西は丸餅など色々ありますが、年神さまの生命力を宿す鏡餅をいただくという意味で、本来は丸餅だったようです。

雑煮は日本各地で様々なバリエーションがあり(注)、各地の雑煮を食べ比べてみるのも良いでしょう。

院内では 雑煮のレシ をご紹介しております。

来院された際には一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島千佳

注:各地のお雑煮
関東では三つ葉を入れたすまし汁仕立て、関西は味噌雑煮、京都は白味噌、と地方によってさまざま。東北ではぜんざいのように小豆汁に餅を入れるところがあり、金沢では切り餅に花鰹を添えてあっさり仕立て、長崎では塩鰤に鶏肉、かまぼこ、豆腐など豪勢な具を入れるなど、土地土地の味が今も受け継がれています。(引用:白井明大『暮らしのならわし十二ヶ月』飛鳥新社 P.26-27)


2018年11月30日金曜日

【マイファミ食育だより】2018年12月号

こんにちは。

本年も残りわずかとなりました。

みなさん、この一年でやり残したことはありませんか。

この1ヶ月でやりたいこと、やるべきことを改めて整理して、一日一日を大切に過ごしていきたいですね。

さて、12月の行事食は 年越しそば です。





年越しそばのことを、晦日そば、つごもりそば、運気そばと呼ぶ地方もあります。

年越しそばとは、細く長く長寿であるよう願い、大晦日に食べる蕎麦です。

年越しそばのはじまりは、江戸時代の商人が毎月30日にそばを食べる風習にあり、 現在は大晦日だけに残ったといわれています。

折しも11月〜12月は新そばの旬。

大晦日は、家族全員で1年の無事を感謝し、新たな1年の幸せを願いましょう

本年も『マイファミ食育だより』 をご覧いただきまして、ありがとうございました。

どうぞ佳い年末年始をお過ごしください。

院内では 年越しそば のレシピをご紹介しております。

来院された際には一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島千佳

2018年10月30日火曜日

【マイファミ食育だより】2018年11月号

みなさん、こんにちは。

日増しに秋の深まりを感じる季節となりました。

さて、11月の行事食は けんちん汁 です。




11月15日は「油祝い」と言い、油気のあるものを食べる風習があります。

もともとは、旧暦の11月15日にモチや植物油を用いた料理を神前に供えて、油の収穫を祝ったものでした。

その後、冬期になると、油を灯火として使用するばかりでなく、寒さに備えて油分のあるものを多く食べるなど、油を使用する機会が増えることから、この日を油の使い始めの日として祝う意味合いが強まりました。

冬ごもりの前に、生命力を補給することを願ったのでしょう。

昔は、今から想像できないほど油は貴重なものでした。

とくに農村地帯では、家々でしぼり機を用いて菜種、胡麻、荏胡麻(えごま)などから油を自家製造していました。

たくわえられた少量の植物油は、厳しい冬の間、長い夜を灯し、寒気から人々の身を守ったのです。(一般社団法人日本植物油協会)

「こたつ開き」をするのもこの時期です。本格的な冬の寒さに備えるために、体の中から温まる具をたくさん入れてけんちん汁を作っています。

けんちん汁は、中国からの渡来食がルーツで、ところによって「けんちゃん汁」「建長汁」ともいいます。

野菜を油で炒めることで、香りとコクがでます。

地方により鶏肉や油揚げなどを入れますが、豆腐を混ぜるのが基本。野菜やきのこなどいろいろな食材を入れて、具だくさんにしましょう。

院内では けんちん汁のレシピ をご紹介しております。

来院された際には一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島 千佳

2018年9月30日日曜日

【マイファミ食育だより】2018年10月号

こんにちは。

秋晴れのさわやかな日がつづく季節になりました。

さて、10月の行事食は 栗ごはん です。



9月の十五夜に月見団子をご紹介しましたが、10月には十三夜(2018年は10月21日)があり、十五夜と十三夜の二夜を観月し(二夜の月:ふたよのつき)、一方を欠いてしまうと「片見月:かたみつき」として忌み嫌われ、よくないことがあると言われています。

8月から10月頃に獲れる里芋は、古代日本で稲作がはじまる以前の縄文時代から栽培され、主食だったと言われます。

9月の十五夜は、その里芋の収穫に感謝する意味を込めて「芋名月」と呼ばれるのに対し、10月の十三夜は「栗名月」と呼び、里芋と同じく縄文時代から栽培され、食用として、また建築用の材木として重宝されてきた栗などの収穫を祝い、月にお供えします。

院内では「 鶏ひき肉入り栗ごはん 」のレシピをご紹介しております。

来院された際には一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島千佳

2018年9月1日土曜日

【マイファミ食育だより】2018年9月号

みなさん、こんにちは。

まだまだ暑さが厳しいですが、いかがお過ごしでしょうか。

夏風邪がまだ流行していますので、手洗いうがいをしっかり行いましょう。

さて、9月の行事食は 月 見 団 子 です。


2018年の十五夜は9月24日(月)です。

十五夜の時に供える月見団子は、豊作祈願収穫祝いなどを表します。

月見団子が丸いのは、満ち欠けをする月が満ちる姿を模しています。

まん丸く作ったら、きゅっと手のひらで押して少し平たくします。団子を里芋のような形にして、あんこをのせる地方もあるそうです。

団子を15個供える場合は、

1段目に3×3=9個、

2段目に2×2=4個、

3段目に2個を盛ります。

3段目の2個は、正面から見て縦に2個並ぶようにしましょう。

院内では「 豆腐を使用した月見団子 」のレシピをご紹介しております。

来院された際には一度ご覧になってください。

管理栄養士  小島千佳

2018年8月1日水曜日

【マイファミ食育だより】2018年8月号

みなさん、こんにちは。

今年は暑さが一段と厳しいですが、体調など崩されていないでしょうか。

熱中症予防のために、水分と汗で失われる塩分(ナトリウム)を上手く補給しましょう。


さて、8月の行事食は 精進料理 です。



みなさんは、精進料理とはどのような料理かご存知でしょうか。


精進料理とは、一言でいうと『生臭物を使用しない料理』のことです。


 すなわち、魚介類や牛・豚・鶏など肉類、卵を使わず、豆腐・野菜・木の実・果実など植物性の食材を使った料理です。

五味・五色・五法」で『もてなす』という考えによって成り立ち、日本料理の基礎にもつながっています。

五味とは…『甘・酢・塩・辛・苦』

五色とは…『赤・青・黄・黒・白』色

五法とは…『煮る・焼く・蒸す・揚げる・生食』

これらは、食材本来の持ち味を損なうことなく、「味付け・盛り付け・調理法」素材を活かす料理法です。

にら・ねぎ・玉ねぎ・にんにく・らっきょうなど臭みや刺激のある野菜は、精進料理では食べてはいけない食材です。

ご先祖様を供養するお盆の時期には是非、精進料理を作り、召し上がってください。

院内では「 えだまめとこんにゃくの白和え 」のレシピをご紹介しております。来院された際には一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島千佳