2018年2月27日火曜日

【マイファミ食育だより】2018年3月号

寒さも緩み、過ごしやすい季節になってきました。

1年間通して旬の魚介類をご紹介しておりましたが、あっという間に最終回になりました。

3月の旬の魚介類は アオヤギ(別名:バカガイ)です。

江戸前の寿司ネタには欠かせない貝である「アオヤギ(青柳」は、元々、千葉県市原の地名で、その昔バカガイの集積地だったためそう呼ばれるようになりました。

一方、「バカガイ」の由来は諸説ありますが、水揚げしたとき叺(かます)などに入れておくと、完全に貝殻を閉じないで舌(足)を伸ばして「ばかのようである」ためとか、

また、千葉県内房などでの呼び名からで「場替え」の意味で、潮の満ち引き、砂地の変化に敏感で一夜に住む場所を変えるため(「場替」)、これが転訛したものとも言われています。

アオヤギには、 鉄、カルシウム、ビタミンB-12 が豊富に含まれています。

ビタミンB-12は、赤血球を作るのに必要なビタミンで、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。

選び方は、殻つきの場合は持った時に重みがあるもの、むき身の場合は足の部分が薄橙色で、身が肉厚ものがよいでしょう。

院内では「 アオヤギのコンソメスー 」をご紹介しております。

来院されたときは一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島千佳







2018年2月26日月曜日

お元気コラム:苦手な野菜を克服しましょう

少しずつ春の気配を感じる頃になってきました。

1年を振り返ってお子さんたちの成長はいかがでしょうか。

今回は多くのお子さんたちの苦手な「野菜」を克服するヒントです。

バランスを考えて作った料理を食べてくれなかったら悲しくなりますよね。とは言っても、無理強いして食べさせるのは逆効果です。

野菜が苦手な理由は、
  1. 苦味や酸味などを本能的に毒と判断する
  2. 口当たりが悪い
  3. 繊維質が口に残る
ためです。

苦手な理由を知り、好きになるための工夫をしながら気長に見守っていきましょう。


〜野菜克服のヒント〜

野菜の切り方の工夫:
  • 固い野菜は繊維を断つ => やわらかくなる
  • 苦い野菜は繊維に沿う => 苦味軽減
加える: 
好きな料理に野菜を加えて食べる機会を増やす

見慣れる: 
食べなくても食卓に出し、頻繁に目にすることで受け入れる機会をつくる

褒める: 
少しでも野菜を食べたらたっぷり褒める => お子さんに自信がつく

見せる:
周りでおいしく食べる姿を見せ、食べようという気持ちを引き出す

将来の健康のために好きなものを増やし
バランスよく楽しい食生活を心がけましょう!!

管理栄養士 青山 茉以

2018年2月2日金曜日

【マイファミ食育だより】2018年2月号

寒さが厳しいころになりましたが、体調は崩されていないでしょうか。

さて、2月の旬の魚介類はつぶ貝です。

つぶ貝はビタミンB12、たんぱく質、マグネシウム、ビタミンEを多く含んでおり、脂肪分が少ない良質なタンパク源になります。


そして、コリコリとした食感で歯ごたえがある貝なので、美味しく食べることができます。

しかし、つぶ貝を食べる時は、テトラミンに気を付けましょう!つぶ貝の唾液腺にはテトラミンという毒素が含まれています。


症状は、食後30分~2時間で、ものが二重に見える、めまい、ふらつき、吐き気、頭痛などです。

予防方法は、調理をする時に、必ず唾液腺を除去してください。

取り方は、つぶ貝を縦半分に切ると、黄色い部分が唾液腺です。(写真ご参照)

 

院内では「つぶ貝とわかめのしょうがのみそ和え」をご紹介しております。



来院されたときは一度ご覧になってください。

管理栄養士 小島千佳