5月の行事食は 柏 餅 です。
端午の節句 に柏餅をいただく習わしは、江戸の頃からとか。
昔から 柏は神が宿る神聖な木 と考えられており、柏餅に使われる柏の葉は、神様へのお供え物を盛る器として使われてきました。
柏の葉は、秋に枯れても、春に新しい芽が出るまで落ちません。
そこで、古の人々は、新芽(子供)が出るまで古い葉(親)が落ちないことは、子供が生まれ育つまで親は生きる=家系が途絶えないという解釈をしました。
そのため、葉を塩漬けにし柏餅を包むようになり、子孫繁栄の願いを込め食べるようになりました。
このような行事にまつわる食べ物の由来に想いを馳せながらいただくことで、私たちの生活をより豊かなものしていけたらいいですね。
管理栄養士 小島千佳