新たな1年が始まりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、1月の行事食は 雑煮 です。
雑煮とは一年の無事と新年の豊作、家内安全を祈り正月に食べる伝統的な日本料理です。
古くは直会(なおらい)といって、神さまにお供えしたものを皆で分け合っていただく神聖な食事という意味の名前で呼ばれていました。
関東は切り餅、関西は丸餅など色々ありますが、年神さまの生命力を宿す鏡餅をいただくという意味で、本来は丸餅だったようです。
雑煮は日本各地で様々なバリエーションがあり(注)、各地の雑煮を食べ比べてみるのも良いでしょう。
院内では 雑煮のレシピ をご紹介しております。
来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島千佳
注:各地のお雑煮
関東では三つ葉を入れたすまし汁仕立て、関西は味噌雑煮、京都は白味噌、と地方によってさまざま。東北ではぜんざいのように小豆汁に餅を入れるところがあり、金沢では切り餅に花鰹を添えてあっさり仕立て、長崎では塩鰤に鶏肉、かまぼこ、豆腐など豪勢な具を入れるなど、土地土地の味が今も受け継がれています。(引用:白井明大『暮らしのならわし十二ヶ月』飛鳥新社 P.26-27)