こんにちは。
あっという間に2019年も最終月になりました。
皆さんやり残したことはありませんか?
さて、12月の減塩ポイントは
「 汁物は具だくさんにして汁は残しましょう 」です。
汁物は1杯1-2gの塩分が含まれています。
毎食汁物を食べると塩分を摂りすぎてしまうので1日1杯を目安にしましょう。
また汁物は具だくさんにすると汁の量が減り、調味料を使う量が減るため減塩になります。
ちなみに麺類にも塩分が多く含まれているので具と麺だけなるべく飲まないように気をつけましょう。
院内では「 さつまいもと具だくさんみそ汁 」をご紹介しております。
来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島千佳
こんにちは。
季節はめぐりあっという間に11月になりました。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、11月の減塩ポイントは
「調味料は計測しましょう。」
目分量の味付けは無意識に濃くなりがちです。
調味料は計量スプーンで測ることを習慣化しましょう。
ちなみにレシピ本に書かれている量は。。。
少々は小さじ1/8(親指と人差し指の2本でつまんだ量)
ひとつまみは小さじ1/5で約1g(親指、人差し指、中指の3本の指でつまんだ量)
ひとにぎりは大さじ2(5指と手のひらで握った量)
★計量スプーンが手元に無い場合は上記を参考にしてください。
院内では「れんこんとピーマンのきんぴら」をご紹介しております。
来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島千佳
みなさん、こんにちは。
暑い夏が落ち着き、過ごしやすい季節になってきました。
さて、10月の減塩ポイントは
「 だしや素材がもっているうま味を生かしましょう 」
です。
きのこや根菜など、秋の旬の食材やかつお節、昆布、煮干し、干ししいたけなどのだしの旨味で塩分を少なくすることができ、満足感を得ることができます。
きのこの一種であり、日本で古来から食されている「しいたけ」は、うま味成分の宝庫であると同時に、高い薬効(注)があることで知られています。
うま味が多く含まれる食材を活用して、おいしく減塩しましょう。
院内では「 きのこたっぷりのカレー炒め 」をご紹介しております。
ご来院の際にはぜひ一度ご覧になってください。
注:しいたけに含まれるβ-グルカンやエリタデニンという成分が、免疫力を高めて風邪やウィルス性疾患、さらにはアレルギー症状やガンを予防することが明らかになっています。また、血圧や血中コレステロール値を下げ、骨や歯を丈夫にする作用があることもわかっています。(出典:武鈴子『からだに効く和の薬膳便利帳』P.124)
みなさん、こんにちは。
暑さもようやく落ち着き、季節の移り変わりを感じる季節になりました。
さて、9月の減塩ポイントは
『 野菜を食べて体内の余分な塩分の排泄を促しましょう 』
です。
野菜類や果物類、海藻類に多く含まれているカリウムはナトリウムを排泄し血圧を下げる効果があります。
カリウムはゆでたり煮たりすると水に溶け出してしまうので生で食べたり、蒸したり、電子レンジを使用することをお勧めします。
院内では「 サトイモのポテトサラダ 」をご紹介しております。
サトイモはイモ類の中でもカリウムが多く含まれています。
また、スーパーなどで購入される際は、泥つきで湿り気があり、縞模様がくっきりと形がふっくらしたものを選びましょう。袋入りの場合は、内部が湿って曇ったり水滴がついているものは避けるといいでしょう。
来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島千佳
こんにちは。
梅雨があけ、太陽の日差しの強い季節になりました。
熱中症を予防して、この夏をどうぞお元気にお過ごしください。
さて、8月の減塩テーマは5月に取り上げた
調味料の塩分量 第2弾 です。
塩分量が多い調味料で醤油がよくあげられますが、醤油を使うときにポン酢やめんつゆで代用できる場合があります。
塩分量の違いは
大さじ1あたり
醤油:2.9g、
味付けポン酢:1.3g、
めんつゆ(ストレート):0.5gです。
調味料の選択で摂取する塩分量が大きく違うので意識してみましょう。
院内では「 オクラと長芋の冷奴 」をご紹介しております。
ポン酢を使うことにより味がまろやかになり食べやすくなっています。
来院された際には一度ご覧になってくださいね。
管理栄養士 小島千佳
みなさん、こんにちは。
7月になり暑さも一段と増してきました。
熱中症 や 脱水 にならないように こまめに水分 をとりましょう。
さて、7月の減塩テーマは
「汁ものの汁の量を少なくする。」です。
具だくさんにすると、汁の量が減るため、調味料の量を減らすことができます。
野菜をたっぷり 入れることで、野菜に含まれているカリウムがナトリウムの排出を促します。
また、食物繊維やカリウム、ビタミンも摂取でき、具材を大きく切れば食べごたえのあるスープになります。
院内では「 鶏肉とブロッコリーのトマト煮 」をご紹介しております。
野菜の中で、食味、見た目、栄養成分、品質の豊富さ、そのどれをとってもトップクラスの トマト は最も人気があリます。
愛知県では古くから本格的なトマト栽培が行われてきました。ちなみに、全国的に有名な「ファーストトマト」は愛知県豊橋市生まれなのですよ。
蒸し暑い季節にぴったりで食べやすい料理になっています。
来院された際にはどうぞ一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島 千佳
みなさん、こんにちは。
じめじめと蒸し暑い季節になってまいりました。
今年は例年よりも暑さの到来が早いようです。まだ暑さに慣れてない身体のバランスを、食事で補ってまいりましょう。
さて、 6月の減塩テーマ は香辛料、香味野菜、酸味です。
これらを上手に使うことで料理の味を引き締めることができ、少ない塩分量でおいしく食べることができます。
●香辛料
こしょう、唐辛子、マスタード、カレー粉などの香辛料は味のアクセントになります。
●香味野菜
みょうが、山椒、にんにく、しょうが、ねぎ、大葉で料理の味を引きしめましょう。
●酸味
ゆずやレモンの酸味を利用しましょう。
院内では「きゅうりとわかめの酢の物」をご紹介しております。蒸し暑い季節にぴったりで食べやすい料理になっています。来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島 千佳
こんにちは。
元号が令和になりました。
5月病になりやすい時期ですが、気持ちを切り替えて乗り切りましょう。
5月の減塩のテーマは 調味料 です。
調理をする際、必ずと言って良いほど調味料を使います。
調味料1つで塩分量に大きく差があります。
とくに醤油や顆粒だしは塩分が多いので減塩商品を選ぶと良いでしょう。
院内では「 サヤエンドウのシリシリ 」をご紹介しております。
塩分が少なめのめんつゆを使ったレシピです。
来院された際にはぜひ一度ご覧になってくださいね。
管理栄養士 小島 千佳
こんにちは。
このマイファミ食育だより、
4月からいよいよ4年目に入ります。
今年度1年間は日本の旬の食材を使った 減塩レシピ についてご紹介いたします。
新たな気持ちで取り組みます。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、本題です。
まず、『なぜ減塩が必要なのか?』について。
日本人の食事摂取基準で1日あたりの塩分摂取量を女性は7g未満、男性は8g未満を目指しています。
しかし、実際の摂取量は平均で9.9 g(男性 10.8 g、女性 9.1 g)で、男性は2.8g、女性は2.1gの塩分を毎日取りすぎています。
塩分を摂りすぎると血液中の塩分濃度が上昇し、血管の中の水分が増えることで血管にかかる圧力も上昇します。
これが高血圧の原因になるのです。
高血圧は脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを高めることにつながります。
したがって、日々の食事の中で塩分を摂りすぎないように気を付けることが大切になります。
1年間かけて減塩ポイントをご紹介していきますので普段の食生活に取りいれてみてください。
そこで、4月の減塩テーマ食材は キャベツ です。
院内では「 春キャベツとエリンギのレモン和え 」をご紹介しております。
ご来院された際には一度ご覧になってくださいね。
管理栄養士 小島 千佳
みなさん、こんにちは。
時が経つのはあっという間で、
日本の行事食のご紹介も今回が最後となりました。
さて、3月の行事食は ちらし寿司 です。
3月3日は「 桃の節供 」と言われ、別名「 ひな祭り 」として慕われています。
ひな祭りでは、ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を祈り、
春の訪れを伝える旬の食材でお祝いします。
ひな祭りにちらしずしを食べるいわれはありませんが、
お祝いの席にふさわしい料理で囲むようになりました。
えびは「長生き」、
れんこんは「見通しがきく」、
豆は「健康でまめに働ける」
などの縁起のいい具を使い、
みつば、玉子などをのせて華やかな彩りに仕上げましょう。
院内ではカップを使用した ちらし寿司 のレシピをご紹介しております。
来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島千佳
みなさん、こんにちは。
先日新年を迎えたと思っていたら、いつの間にかもう2月ですね。
風邪やインフルエンザが全国でたいへん流行しています。
手洗いやうがいをしっかり行い、人混みに出る際にはマスクをするなど日々の予防を心がけましょう。
さて、2月の行事食は 恵方巻 です。
恵方巻は節分に恵方(その年の福徳をつかさどる神様がいる方角)を向いて切り分けずに無言で一気に食べると縁起が良いとされる巻きずしで、丸かぶり寿司と呼ばれることもあります。
七福神にちなんで縁起を担ぎ、かんぴょう、きゅうり、しいたけ、だし巻、うなぎ、でんぶなどの7種の具を入れて巻きます。
※ちなみに、2019年2月3日の節分の恵方は東北東です。
恵方巻がはじまった由来は諸説あり、どれも定かではありませんが大正時代に関西で発祥した説が有力のようです。
家庭でよく見かけるようになったのは、1990年代から2000年代にかけてスーパーやコンビニで大きく宣伝されるようになり全国へ広まっていきました。
近年では、売れ残りが大量に捨てられる食品ロス問題の象徴ともなっており、日本の食の伝統が残念な状況になっています。
食をいただく、ということは、生命あるものをいただくのだ、という本来の意味に立ち返り、日々の食事をより豊かにしたいものです。
院内では恵方巻のレシピをご紹介しております。
来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島千佳
新年あけましておめでとうございます。
新たな1年が始まりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、1月の行事食は 雑煮 です。
雑煮とは一年の無事と新年の豊作、家内安全を祈り正月に食べる伝統的な日本料理です。
古くは直会(なおらい)といって、神さまにお供えしたものを皆で分け合っていただく神聖な食事という意味の名前で呼ばれていました。
関東は切り餅、関西は丸餅など色々ありますが、年神さまの生命力を宿す鏡餅をいただくという意味で、本来は丸餅だったようです。
雑煮は日本各地で様々なバリエーションがあり(注)、各地の雑煮を食べ比べてみるのも良いでしょう。
院内では 雑煮のレシピ をご紹介しております。
来院された際には一度ご覧になってください。
管理栄養士 小島千佳
注:各地のお雑煮
関東では三つ葉を入れたすまし汁仕立て、関西は味噌雑煮、京都は白味噌、と地方によってさまざま。東北ではぜんざいのように小豆汁に餅を入れるところがあり、金沢では切り餅に花鰹を添えてあっさり仕立て、長崎では塩鰤に鶏肉、かまぼこ、豆腐など豪勢な具を入れるなど、土地土地の味が今も受け継がれています。(引用:白井明大『暮らしのならわし十二ヶ月』飛鳥新社 P.26-27)